起きているライオンに会える3つの方法!

眠れるサバンナの王

動物園の人気動物の1種である百獣の王・ライオン
多くの人を魅了している姿をよく目にします。

かずぺでぃあ

かくいう私も魅了されています…!

しかしながら…

多摩動物公園でも…

寝てる…

東武動物公園でも…

寝てる…

千葉市動物公園でも…

寝てるー‼

そう!どこの動物園でもライオンは大体寝ています!
中には寝ている姿しか見たことがない人もいらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず。ライオンは一日の大半を寝て過ごす動物です。

ライオンの一日の睡眠時間は平均10~15時間。長くて20時間も寝ることもあります。
しかしこれは、ただ怠けているからではありません。
毎日エサにありつけないので、睡眠によってエネルギーを節約しているのです。

ですが皆さん、せっかく動物園へ行くのであれば活発に動き回るライオン」を見たいですよね?
それに、貴重な時間やお金を費やして来たのに見たいものが見られないと損した気分になると思います。

かずぺでぃあ

寝ているライオンにも魅力はあるけど全員がそう感じないのは事実。

そこで今回は、動物園で起きているライオンに会える方法をご紹介します!

起きているライオンに会うためには

起きているライオンに会うためには以下の3つの方法があります。

  1. ライオンが起きている時間帯に行く
  2. ライオンが寝ていても少し待つ
  3. ライオンのガイドや給餌などのイベントに参加する

順を追って見ていきましょう。

1.ライオンが起きている時間帯に行くこと

実は、ライオンが必ず起きている時間帯があるのを知っていますか?
それは「開園直後の朝」と「閉園直前の夕方」です。

寝ているライオンを見ていると「夜行性だからしょうがないよね。」という言葉をよく耳にします。
しかし、これは大きな間違いです。
ライオンは「薄明薄暮性」なので、野生下では朝や夕方に活発になります。

「薄明薄暮性」とは薄暗い時間帯に活発になる習性のことで「夜行性」とは違います。
ライオンはこれに該当するため、昼だけでなく夜でも寝ていることが多いです。

そして、これは動物園のライオンでも同じことが言えます。

それに加えて
動物園のライオンにとって朝と夕方は「寝室から出てきた直後」や「寝室へ帰る直前」でもあります。
だから朝と夕方はほぼ確実に起きている姿を見ることができるんですね!

かずぺでぃあ

通学や出退勤のときはみなさん起きて動きますよね。
それと同じです。

出舎シーンは迫力満点!

朝には寝室から出てきた直後の放飼場探索を見れますし

帰宅時の反応もライオンそれぞれ

夕方には寝室への扉が開くのを待っている姿が見られます。

もしも、以前動物園へ行った時は「11時に入園して14時に帰る」という感じだったのであれば
入退園を前後にどちらか1時間ズラすだけでも起きているライオンに会える可能性がグッと高まります!
次に動物園へ行く際は、ぜひ試してみてくださいね。

2.ライオンが寝ていても少し待ってみる

しかし、朝一番に動物園へ来たとしても
ライオンが出勤後の探索をすぐにやめて、お気に入りの場所で寝てしまう場合もあります。
また、夕方になっても寝室への扉が開いた音でやっと目が覚めるなんてこともあります。

なので、先の方法は「100%」ではありません。

では、どうすればより確実に起きているライオンの姿を見られるのでしょうか?

それは「起きるまで待つこと」です。

・・・起きるまで待つことです
(大事なことなので2回言いました)

いやそんなの待てないよ!

かずぺでぃあ

落ち着いて聞いてください

先ほど、ライオンはエネルギーの節約のために寝ているとご紹介しました。
しかし、それだけではないんです。
彼らは暑さに耐える「体温調節」のためにも寝ています。

ライオンは大きな獲物を押さえつけるための強力な筋肉を持っていますが、その代謝によってが体温が高くなってしまいます。そのため、彼らは寝ることで筋肉を休め「代謝熱による体温上昇」を抑えるのです。

ですが、いくらライオンであってもいくつか危険はあります。
いつでも動けるように「深寝入り」しないときもあるんですよね。

なので、ライオンは浅い眠りをとりながら、しばしば目を覚ますことがあるんです!

寝ているようで起きているときもあります

もし、日中に寝ているライオンに出会ったらすぐに立ち去るのではなく5分間…
いや“1分だけ”でも待ってみてください。
もしかしたら、ライオンが目を覚ます瞬間を見れるかもしれません。
あっ、だからといって大きな声で叫んだりガラスや手を叩いたりするのは逆効果です
静かに待ちましょう。

それでもダメだったら
今度は一旦ライオンから離れて別の動物をいくつか見てからライオンのもとへ戻ってみるのも有効です。
【起きるまで待つ】ために【目の前にいる】必要はありませんからね。

かずぺでぃあ

むしろ「ライオンはもう見たでしょ!」と言って戻らないのが一番もったいないです!

ということで、一口に「ライオンが起きるまで待つ」と言っても…

  • 目の前で長時間待つ
  • とりあえず1分間眺めてみる
  • 一旦離れて戻ってみる

といったように、様々な選択肢があります。
朝一番から眠っていたとしても、諦めずに待ってみると幸せになれるかもしれません。

3.ライオンのガイドや給餌などのイベントに参加する

さて、ここまでは“ほぼ確実”に起きているライオンに会える方法をお話してきましたが
最後にご紹介する方法では“確実”に起きているライオンに出会えます。

ただし、期間限定です。
そんな都合の良い話は動物にはありません。

その方法というのは【ライオンのガイドや給餌などのイベントに参加すること】です。
「千葉市動物公園」であれば「ライオンのミートキャッチャー」。
「よこはま動物園ズーラシア」であれば「飼育員のとっておきタイム」。
といった具合ですね。

イベントの開催時期や日時、内容などを各園の公式サイトで事前に調べておきましょう。
そのタイミングを狙っていけば、起きているライオンに100%出会えます!

ただし、大勢が集まる人気イベントだと肝心のライオンが混雑で見えない場合もあります。
その辺りはあらかじめご了承ください。

しかし、だからといって「そうなってしまっては仕方ない」と諦めるのはまだ早いです

かずぺでぃあ

むしろ、イベント終了後が本番!

給餌を伴うイベントの場合、ライオンがエサを食べ終わると…

毛づくろいに限らず、しばらく起きてることが多いです

毛づくろいを始めることがあるんです!

「イベントが終わってみんなが立ち去ったあとに起きているライオンを独り占め」。
なーんて芸当もできちゃいます。

もしイベント中にライオンを見れなかったとしても、その直後にじっくり見るチャンスがやってきます!
イベント開催日に予定があうのであれば、ぜひ足を運んでみてください‼

動物園で活発な動物を見たいなら

さあ、これで「起きているライオン」を見る方法はわかりました。
ここまで読んだあなたは…

動物園をより楽しめるようになりました!

歩行、個体間交流、あくび、爪とぎなどなど…見れる行動は様々です。

動物のことを知って、動物園をもっと楽しもう!

「寝ているライオンしか見れなかったとき」よりも
「起きているライオンも見れたとき」の方が
より良い思い出や感動が残ると思います。
では、今回ご紹介した方法やライオンの生態を
知っている人」と「知らない人」では
どちらがより良い思い出を残せるでしょうか

かずぺでぃあ

もちろん、前者ですよね!

そしてこれはライオンに限った話ではありません!
他の動物でも、ちょっとしたことを知っておけばより良い思い出や感動体験を得ることができるんです。

Level
見たい動物について知ろう
  • 動物の生態について知る
  • 見たい動物の展示やイベントについて知る
Level
動物を観察しよう
  • とりあえず“1分だけ”じっくり見てみる
  • 一度の来園で何度も見にいってみる
  • イベントに参加する
Level
動物園をもっと楽しもう
  • 動物についてもっと知る
  • 見た動物の好きなところを見つける

今回ご紹介したことをきっかけに、より多くの動物のことについて興味をもって様々なことを知っていただき
より良い思い出をつくれるようになっていただけると嬉しいです!

まとめ

起きているライオンに会える3つの方法

  1. ライオンが起きている時間帯に行く
  2. ライオンが寝ていても少し待つ
  3. ライオンのガイドや給餌などのイベントに参加する

動物園で活発な動物を見たいなら

  1. 見たい動物園について知る
  2. 動物を観察する
  3. 動物園をもっと楽しむ

動物園でより良い思い出を残し、より感動的な体験を得る方法をライオンたちが教えてくれました。
この記事を読んで知ったことを、実際に動物園へ足を運んで試してみてくださいね‼

かずぺでぃあ

次はどの動物がどんなことを教えてくれるかな?
次回の記事もお楽しみに‼

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この記事を書いた人

かずぺでぃあのアバター かずぺでぃあ 元動物園スタッフ

動物と動物園が大好きすぎて、ゲームで夢の動物園を作ってる人です。
某動物園での臨時職員の経験や、YouTube活動で培った知識を活かして、動物園をより楽しめる情報や、動物をもっと好きになれる話題をお届けします!
ちなみに、推し動物は百獣の王「ライオン」です。