上野動物園の穴場!~アイアイのすむ森~

日本で最初の動物園「上野動物園」。
皆さまご存知の通り「ジャイアントパンダ」を始めとした人気動物がたくさんいます。

しかし、実際に行ったことのある方はこう思ったことでしょう。

かずぺでぃあ

人が…多すぎる…

そう、上野動物園は年間来園者数1位を誇る
日本一有名な動物園
平日であってもたくさんの人で賑わっています。
そのため、人気動物の周りは常に人でいっぱい!
人混みにもまれて疲れてしまうことでしょう。

2023年度の来園者数はなんと3,264,275人!まさに日本一と言えるでしょう。
https://www.sogo-unicom.co.jp/databook/n0520241001/p01/

2023年度の来園者数は
なんと3,264,275人!
まさに日本一と言えるでしょう。
https://www.sogo-unicom.co.jp/databook/n0520241001/p01/

しかし、そんな上野動物園でも混雑が少ない穴場スポットをご存知でしょうか?

それは…

【アイアイのすむ森】です!

かずぺでぃあ

今回は上野動物園の穴場スポットである
「アイアイのすむ森」の魅力をご紹介します。

上野動物園の穴場スポット

上野動物園のエリアの1つである「アイアイのすむ森」はマダガスカルに暮らす希少な動物たちに会えるエリアです。
その希少性はジャイアントパンダを超えるほどです。

・・・なんですが

人が全然いないんです!!

そのため、人混みを避けたい時にはピッタリの場所と言えるでしょう

アイアイのすむ森に人が少ない理由

では、どうしてこのエリアには人が少ないのでしょうか?
その理由はつあります。

  1. 「アイアイのすむ森」は上野動物園の奥地にある
  2. エリアの手前に人気動物が集約している
  3. 展示されている動物への興味・関心が薄い

順を追って見ていきましょう。

1.「アイアイのすむ森」は上野動物園の奥地にある

アイアイのすむ森は上野動物園西園の奥にあります。
下図の黄色い丸の部分ですね。

アイアイの森の場所(https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/map.html より)

園内マップを見れば場所はすぐにわかると思いますが、実際に行ってみると…

こんな感じです。
この桟橋を渡った先に「アイアイのすむ森」があるのですが、かなり奥まった場所にあることがわかります。
そのため、この場所に気がつかない方もいらっしゃることでしょう。

2.エリアの手前に人気動物が集約している

続いて、「アイアイのすむ森」の周辺を見てみましょう。

パンダハシビロコウキリンといった有名な動物がズラリと並んでいますよね
なのでそちらの方に目がいってしまい、アイアイのすむ森へ赴く人が少ないんです。

3.展示されている動物への興味・関心が薄い

そもそもの話、皆さんはアイアイがどういう動物かご存知ですか?
童謡でその名前を聞いたことがあるだけな方がほとんどだと思います。

それに、知らない動物に会った時よりも
知っている動物に会えた時の方が感動は大きいですからね。
そちらの方が優先されるのも無理はありません。

また、後ほど紹介するキツネザルたちは他の動物園でも見られる種が多いため
他の動物が優先されがちです。

かずぺでぃあ

以上の理由から「アイアイのすむ森」は穴場となっているのです。

「アイアイのすむ森」で会える動物たち

そんな人目に触れにくい場所にある「アイアイのすむ森」ですが
先にも触れた通りマダガスカルの希少な動物たちに会うことができます。

「アイアイのすむ森」で会える動物
  1. アイアイ
  2. ワオキツネザル
  3. クロシロエリマキキツネザル
  4. クロキツネザル
  5. ホウシャガメ
  6. ヒメハリテンレック
かずぺでぃあ

今回はこの中からマーカーを引いた3種をご紹介します!

1.アイアイ

東京動物園協会 デジタルマップより引用 (https://platinumaps.jp/d/tzps?spot=456057&gm=1&floor=G)

エリア名にも使われており、その目玉動物でもある「アイアイ」。
その名前は童謡で誰もが知ってるけど、実際の姿を見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
それもそのはず。日本でアイアイを見られる動物園は上野動物園だけだからです!

大きな目と耳で暗い場所でも物を感知することができ、長い指で木の穴の中の虫を器用に取り出すことができます。

夜行性のため、こちらの完全屋内施設で見る形になります。
マナーを守って静かに観察しましょう。

なお、アイアイは写真撮影が禁止となっています。
アイアイの仕草や大きさは、ぜひ皆さまの目でお確かめください!

2.ワオキツネザル

日本各地の動物園で飼育されている「ワオキツネザル」。
尻尾の模様がまるで複数の輪が連なっているように見えることからその名がつきました。

JAZA加盟園だけでも52カ所の施設で飼育されています!(https://www.jaza.jp/

ワオキツネザルの展示場は2ヵ所あります。
1ヵ所目は、こちらのマダガスカルを代表する樹木「バオバブ」を模したオブジェクトが目印です。
大きな群れがここで暮らしています。

2ヵ所目はこちらの建物。
ここでは小さな群れが「ホウシャガメ」と一緒に暮らしています。

3.クロシロエリマキキツネザル

ワオキツネザルに似ているようで、かなり違う「クロシロエリマキキツネザル」。

大きなケージにて展示されており、その中にはたくさんの植物が生い茂っています。
彼らの白黒模様はこの茂みの中で高い迷彩効果を発揮するのです。
果たして、あなたはかくれんぼ上手な彼らを見つけることはできるでしょうか?

その一方で、鳴き声はかなり独特!
彼らは時折けたたましい大きな鳴き声でコミュニケーションをします。

鳴き声を聞いてみよう!

この大きな鳴き声が聞こえてきたら活発になっていることが多いので、その時が見つけるチャンスです!

そんな彼らも絶滅危惧種

今回紹介しきれなかった「クロキツネザル」が、この中で最も絶滅が危険視されていたりします…

人気動物園の穴場で出会えるアイアイやキツネザルたちですが
どれも野生下では絶滅する恐れがある動物です
そんな貴重な動物たちが人気の少ない穴場スポットで
伸び伸びと暮らしています。

人混みにもまれて疲れた時は
休憩がてら、アイアイやキツネザルたちに会って癒されたり
彼らについて目を向けて見たりするのはいかがでしょうか?

かずぺでぃあ

かくいう私もこのエリアが大好きです!

まとめ

  1. 「アイアイのすむ森」は上野動物園の穴場スポット!
  2. 奥まった場所にあるため人が少ない!
  3. 魅力あふれる貴重な動物たちに会える!

皆さまも上野動物園へ行かれる際は
この「アイアイのすむ森」へと足を運んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

かずぺでぃあのアバター かずぺでぃあ 元動物園スタッフ

動物と動物園が大好きすぎて、ゲームで夢の動物園を作ってる人です。
某動物園での臨時職員の経験や、YouTube活動で培った知識を活かして、動物園をより楽しめる情報や、動物をもっと好きになれる話題をお届けします!
ちなみに、推し動物は百獣の王「ライオン」です。