カナダの動物園!日本と違う?

Calgary Zoo に行ってきました!

どうも皆さんこんにちは。先日カナダのカルガリーにある Calgary Zoo に行ってきました!

入場チケットは60円の寄付を含めて41ドルちょっと、日本円に換算して4,461円。
日本の動物園と比べると料金が高めです。

ペンギンゾーン

入場後まず目に入るのはペンギンゾーン!
かわいいペンギンたちがお出迎えしてくれました。ペンギンゾーンは屋外と屋内ゾーンがあり、ペンギンたちは自由に出入りできるようになっています!

ペンギンたちが列を作って屋内に入っていく様子は最高にかわいかったです!退園前にもう一度見てみると餌やりの時間で餌に貪欲なペンギンたちがかわいかったです。

フンボルトペンギン

さて、屋内ゾーンに入ると急に涼しくなりました!しっかりとペンギンのための環境が整えられているようです!

※要約すると冷たくて清潔な水を使ってます

屋内のペンギンですがとても距離が近いです!かなり近くまで泳いできてファンサしてくれます。

ジェンツーペンギン

こうも近いと来園者がペンギンを触ってしまったり過度なストレスを与えてしまわないか心配になるでしょうがそこはしっかり動物園側も対策しています。
今回訪問した Calgary Zoo にはこういった動物たちと客の物理的距離が近いスペースがいくつかありますがそのすべてにスタッフさんが配置(死角ができないように)されています。
また、水槽も子供がペンギンに触れない程度の高さにされており、抱っこされても手が届かないような設計になっています。

シロイワヤギ(Rocky Mountain Goat)

ペンギンゾーンを抜け、お出迎えしてくれたのはシロイワヤギ(Rocky Mountain Goat)です!完全に白い毛玉になりきって日向ぼっこしてますね。

シロイワヤギ

フクロウコーナー

シロイワヤギゾーンを抜けるとフクロウのコーナーがあります。

おそらくシロフクロウ2羽と(おそらく)カラフトフクロウ1羽の計3羽が放し飼い状態でした。
焦点距離35mm判換算200mmのレンズがあれば問題なく寄った撮影ができる程度には近かったです。シロフクロウは少し遠かったですがカラフトフクロウはかなり近くにいてくれました!APS-Cの85mmでしっかり撮れる程度です。

時間を空けて2周目をしたとき位置は変わっていたものの変わらずヒトとの距離が近かったのでかなりヒト慣れしているようです。

シロフクロウ
カラフトフクロウ(多分)

トナカイコーナー

フクロウゾーンを抜け、寒い地域といえばの動物の代表格、トナカイコーナーに来ました。初めはCaribouという表示をみてカリブー?なんだそれと思い調べてみるとカリブーとは北アメリカに生息するトナカイのことのようです。
赤い帽子と赤い服を身に纏った年一出勤の某おじいさんをそりで引けそうな力強さがありましたね。

トナカイ(カリブー)

ジャコウウシ

ジャコウウシのコーナーに来ました!
デカい!力強い!毛むくじゃら!

この時は獣舎から出てきたばかりのようで、ジャコウウシの特有のニオイ(麝香の名を持つ由来)は感じませんでした。

ジャコウウシ

カワウソゾーン

カワウソゾーンに来ましたが残念ながら皆寝てしまっていましたね。一匹はハンモックの布部分に隠れてしまってほとんど見えず、もう一匹も藁の中で気持ちよさそうに寝ています。
水槽の中にはなぜか鹿の角のようなものが落ちていました。時間を空けてもう一度見に来たときは餌をおいしそうにほおばっていました。

カナダカワウソ

ムース

北米といえばの動物ムース(ヘラジカ)です!実はムースの前にホッキョクグマコーナーがあったんですが出てきていませんでした。ムースの特徴的な角はなく、切り落とされたようにも見えなかったのでおそらくメスでしょう。10/7に訪問したので時期的にはオスは角がある時期です。

ヘラジカ(ムース)

ハイイロオオカミ

次はシンリンバイソンとその向かいにハイイロオオカミがいるのですがバイソンは出ていなかったんでしょう(たぶん)。ハイイロオオカミはモフりたくなる見た目をしてますね。

ハイイロオオカミ

アメリカシロヅル

アメリカシロヅル(Whooping Crane)が次のコーナーにいますね。個人的に鶴にはもう少し離れてくれると画角に柵が入り込まないので助かるなと淡い期待を持って撮影していましたが動く気配はありませんでしたね。

アメリカシロヅル

アメリカクロクマ/カナダヤマアラシ

鶴を見た後はアメリカクロクマ(Black bear)とその向かいにカナダヤマアラシ(North American Porcupines)がいました。

ツキノワグマも英語ではblack bearと呼ぶこともあるのですが、このblack bearはツキノワグマとは違い、北米に生息する種で、特徴的な三日月のマークはありません。カナダヤマアラシは日本の動物園で一般的なヤマアラシとは違い毛は茶色で短めになっています。夜行性だからか訪問時は巣箱で寝ていました。

カナダヤマアラシ
アメリカクロクマ

ビッグホーン(オオツノヒツジ)

動物園を全てまわった後、時間が余っていたのでカナダゾーンをもう一周しているとビッグホーンに出会いました!ペンギンコーナーを通ると気づきにくい位置にいて危うく見過ごすところでした。

ビッグホーン(オオツノヒツジ)

ここまでの動物でペンギン以外がカナダゾーンにて飼育されており、カナダに実際に生息している種となっています。私が現在留学しているカルガリーでも少し車を走らせれば多くの野生生物が見られ、街中にもウサギリスが出現します。

その他エリア

Calgary Zooにはカナダゾーン以外にもいろいろな動物たちがいるのですが、ここからはいくつかをピックアップして行こうかと思います。

クジャク

動物園の売店でソフトクリームを購入し、休んでいるとどこからともなくクジャクがやってきました。どうやら園内で放し飼いされているようです!おそらくですが3羽が動物園内を巡回しているようです。

インドクジャク

チリフラミンゴ

続いてはチリフラミンゴ!フラミンゴらしく片足立ちや地面で寝ている個体がほとんどでしたが一羽だけ両足立ちをして寝ていました。同行していた友人と笑っていたらしれっと片足をまげてまた眠りについていましたね。

チリフラミンゴ

サル

次はサルたちです!キツネザルたちがいるところに職員さんの説明をしっかりと聞いていざ入ると綺麗に綱渡りをして餌を食べているサルが‼なんとも愛しいですね。
サルたちは小窓が開いている建物内と屋外のヒトが入れる空間を自由に行き来できるようになっているようです。

アカビタイキツネザル

マレーバク

アジアの動物たちがいる建物に入ると人だかりが!マレーバクの親子です!バクの赤ちゃんはウリボーのような模様が入っていてお母さんと並んで寝ていたかと思うと起き上がってお母さんにかまって攻撃を繰り返していました!

マレーバク

なんとこの子供、8月28日生まれ!訪問したときは生後1か月半たっていない状態でした。
ウリ坊模様も残っていてすごくかわいかったですね!!

Calgary Zooにはこれら以外にも多くの動物たちが暮らしており、ほかにも昆虫館、恐竜をモチーフにした公園があります!

日本の動物園との違い

私はCalgary Zooに訪問するのは二年前に一度訪れたきりで今回二年ぶりの二度目の訪問となりましたがいろいろと気づいた点がありました。

シロフクロウの展示場

飼育環境について

まず動物たちに与えられているスペースが日本の動物園に比べて広いですね。
ただ、動物の運動量や個体の大きさに関係なくスペースが割り振られているように見えました。動物の個体数や種類は日本の動物のほうが多いように思います。

10時に入園し、恐竜の公園と昆虫館、一部展示のされていなかった動物を除き全て見て回り写真を何枚も撮ってからカナダに生息している動物たちのゾーンをもう一度見て回っても15時に出られる程度には動物は少ないです。

日本の動物園と異なる点というより日本とカナダ、特にカルガリーとの差は、冬の気温がかなり低くなります。一年の最低気温はマイナス40℃くらいになるのですが夏には30℃程度と気温差がかなりあります。そういった気温差の対策をしなければいけなかったりと動物園の苦労や費用の問題があると思います。

また、園内を回っていてもフラミンゴなど含めほとんどニオイがしませんでした。
日本の場合、フラミンゴやペンギンなど水棲鳥類の展示場は特有のニオイがキツく、動物園離れの要因ともなっています。このニオイがしなかったのは驚きでしたね。

労働環境について

これは日本の動物園にも当てはまることなのですが、給料はそこまで良くないようです。調べた限り時給しかわかりませんでしたが時給は19ドル、カナダにはチップの文化があるので飲食店のアルバイトでも時給が20ドル以上になるケースが多いです。

給料が高いということは物価が高いことの裏返しでもあるので、飼育員さんの方々は生活が大変かもしれません。訪問時は火曜日だったうえ、入場料も高いのに入場者は多かったので、給料面が改善されるとよいですね。

カナダでは労働者が労働環境に不満が募るとストライキがよく起きます。今回の訪問も教員のストライキによる休校のタイミングで訪問させていただきました。
動物園職員が耐え兼ねてストライキ、とはなりにくいとは思えないのですが動物たちのためにも労働環境の改善はしてほしいものです。

感想

私は動物ガチ勢というよりは動物撮影が好きな写真好きなので今回の訪問で新しいカメラとレンズがほしくなりました。
さすがに入門機のZ50とキットレンズでこれだけ撮れたら…誰かEXPEED7を積んだフルサイズくれないかなーとか思ってしまいます。70-200mmとか100-400mmが動物撮影にはほしいです。撮れないことはないんですが疲れます。

表示上AFは瞳にあるのにピントは背景にあっていたりオートエリアAFでは瞳や顔にピントが合わないなどなど、某動物ガチ勢のR君の機材が羨ましいです!

Ryusei

記事書いてみてどうだった?

感想

記事を書くと決めて動物園を見て回ると、普段気にしていなかったような動物園の工夫などが目についてすごい面白かったですね!
上手く取れていない写真も出すのは少し抵抗がありましたけど…

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この記事を書いた人

カナダで留学してる高校生です。