本記事では、ロードキルされた生き物の写真が無加工で掲載されています。苦手な方は閲覧を控えるか、注意してご覧下さい。
あしあとはじめまして!!
人と野生動物が手を取り合って生活できる社会を作るを目標に 、野生動物の交通事故「ロードキル」を減らすために活動している学生団体「あしあと」です。
私たちは、道路上で命を落としてしまう野生動物の記録を集め、その発生場所、時間帯、天候、道路環境、周辺の自然環境などを整理・分析しながら、人と野生動物がより安全に共存できる社会を目指して活動しています。




ロードキルという言葉を聞いても、まだ身近な問題として感じにくい人も多いかもしれません。
しかし実際には、私たちが普段何気なく利用している道路のすぐそばで、多くの野生動物たちが暮らしています。タヌキ、キツネ、テン、イタチ、ハクビシン、アナグマ、シカ、鳥類、両生類、爬虫類など、道路周辺を生活圏としている動物は少なくありません。 (↓動物の死体写真注意)


道路は人間にとって移動のための便利な空間ですが、野生動物にとっては、生息地を分断する大きな壁であり、時には命を奪う危険な場所にもなります。
餌を探すため、繁殖相手を探すため、川や林、田畑を行き来するため、動物たちは道路を横断します。その一瞬に車と接触し、命を落としてしまうことがあります。
ロードキルは、単に「道路で動物が死んでいた」という出来事ではありません。
その背景には、私たち人間の生活圏の広がり、道路整備、交通量の増加、土地利用の変化、野生動物の生息地の分断など、さまざまな問題が関わっています。
また、ロードキルによって命を落とすのは動物だけではありません。大型動物との衝突では、車両事故や人身事故につながることもあります。つまりロードキル対策は、野生動物の命を守るだけでなく、人の安全を守ることにもつながる重要な取り組みです。


「あしあと」では、こうしたロードキルの問題を、感情だけで語るのではなく、記録とデータに基づいて可視化していくことを大切にしています。
現在は、ロードキルを見つけた場所、動物種、状態、日時、天候、道路の特徴などを記録し、それらを地図上に整理する取り組みを進めています。
記録を積み重ねることで、どのような場所で事故が起きやすいのか、どの時間帯に多いのか、どの動物がどのような環境で道路に出やすいのかといった傾向が少しずつ見えてきます。


たとえば、森林や田畑、河川の近く、見通しの悪いカーブ、街灯の少ない道路、雨上がりの夜間、繁殖期や分散期など、ロードキルが起こりやすい条件には一定の傾向があると考えられます。
そうした情報を集め、分析し、危険地点や注意すべき条件を明らかにしていくことで、将来的にはドライバーへの注意喚起や、道路管理者・自治体・研究機関との連携にもつなげていきたいと考えています。


私たちが目指しているのは、ロードキルの記録をただ集めることではありません。
その記録を、次の命を守るための情報に変えていくことです。
現在、「あしあと」では、ロードキル記録アプリの開発・改善にも取り組んでいます。
発見場所を地図に残し、写真やメモ、動物の種類、状態などを記録できるようにすることで、誰でも簡単に情報を残せる仕組みを目指しています。 さらに、集まった記録をもとに、危険地点の地図化や、ロードキルが起こりやすい環境条件の分析、将来的にはAIを活用した予測型の注意喚起にも挑戦していきたいと考えています。
たとえば、過去にロードキルが起きた場所だけでなく、森林に近い道路、河川沿い、田畑周辺、夜間に暗くなる区間、動物の移動経路になりやすい場所などを組み合わせることで、「まだ記録はないけれど注意が必要な道」も見えるようになるかもしれません。 そうした仕組みができれば、ナビアプリや地図情報と連動し、ドライバーが走行中に「この先は野生動物の飛び出しに注意」と事前に知ることができるようになる可能性があります。
↓アプリリンク
https://roadkill-app-9e753.web.app
もちろん、野生動物の行動を完全に予測することはできません。 しかし、記録を集め、環境条件を整理し、少しずつ精度を高めていくことで、事故を減らすための手がかりは必ず増えていくと考えています。
ロードキルの問題は、決して一部の研究者や行政だけが考えるものではありません。
車を運転する人、道路を利用する人、地域で暮らす人、動物園や水族館で動物に関心を持った人、自然や環境について学んでいる人、野生動物が好きな人。 多くの人が少しずつ関心を持ち、気づき、記録し、共有することで、社会全体の意識を変えていくことができます。


動物園や水族館は、私たちに動物の魅力や命の尊さを伝えてくれる場所です。 そこでは、普段はなかなか出会えない動物たちの姿を間近に見ることができ、その生態や行動、保全の大切さを学ぶことができます。
一方で、私たちの身近な地域にも、多くの野生動物が生きています。夜の道路脇、田んぼの近く、森の入り口、川沿い、住宅地のすぐそば。私たちが気づいていないだけで、動物たちは人間の生活圏と重なり合いながら生きています。
「あしあと」は、そうした身近な野生動物たちの存在にも目を向けてもらいたいと考えています。
動物園で動物に興味を持った人が、野生下で暮らす動物の現実にも関心を持つ。
かわいい、かっこいい、珍しいという気持ちから一歩進んで、「その動物たちが自然の中でどのように生きているのか」「人間の活動がどのような影響を与えているのか」を考える。 そのきっかけをつくることも、私たちの活動の大切な目的です。
ロードキルは、目を背けたくなる現実かもしれません。
道路上で命を落とした動物の姿を見ることは、決して楽なことではありません。
しかし、その現実を見ないままでは、同じことが繰り返されてしまいます。 一つひとつの記録は悲しいものですが、その記録は未来の事故を減らすための大切な手がかりになります。


(原形をとどめていないためモザイク化)


私たちは、命を落とした動物たちの存在を「なかったこと」にしたくありません。 そこに生きていた命があり、そこを通った理由があり、人間社会との接点があったはずです。 その「あしあと」を記録し、次の命を守るためにつなげていきたい。 それが、私たちの活動名に込めた思いです。
現在、この活動をさらに広げていくために、クラウドファンディングにも挑戦しています。
ロードキルの記録や分析を続けるためには、夜間巡回に必要な装備、記録用の機材、アプリの開発・維持、発信物の制作、危険地点マップの作成など、さまざまな準備が必要です。
クラウドファンディングでいただいたご支援は、主にロードキル記録活動の継続、記録アプリの改善、夜間巡回に必要な装備、啓発用ステッカーやマグネットの制作、データ整理や情報発信のために活用させていただきます。 単なる一時的な活動ではなく、継続的に記録を積み重ね、地域や社会に還元できる形にしていくための大切な挑戦です。
このクラウドファンディングは、活動を支えていただくためだけのものではありません。 ロードキルという問題を、より多くの人に知ってもらうための発信でもあります。
支援という形で関わっていただくことはもちろん、ページを読んでいただくこと、SNSで共有していただくこと、身近な人に話していただくことも、私たちにとって大きな力になります。 私たちは、ロードキルを「仕方ないこと」で終わらせたくありません。 記録を残し、原因を考え、危険な場所を可視化し、少しずつでも事故を減らしていきたいと考えています。
そのためには、一人の力だけではなく、多くの方の関心と協力が必要です。
今後は、ロードキル記録アプリの運用、危険地点マップの作成、SNSやウェブサイトでの情報発信、地域での啓発活動、道路管理者や自治体、研究機関との連携などを進めていきたいと考えています。 また、長期的には、交通事故などで傷ついた野生動物を受け入れ、治療・リハビリを行い、可能な限り野生復帰につなげる施設づくりも目指しています。


ロードキルを完全になくすことは、簡単ではありません。 道路を使う人間の生活と、野生動物の暮らしが重なっている以上、すぐにすべての事故を防ぐことは難しいかもしれません。
それでも、事故が起きやすい場所を知ること、運転中に少し速度を落とすこと、夜間や雨上がりに注意すること、動物の飛び出しが多い場所を共有すること。 そうした小さな行動の積み重ねが、守れる命を増やしていくと信じています。
「あしあと」は、ロードキルという見過ごされやすい問題を、記録・分析・発信の力で社会に伝えていきます。 そして、人と野生動物が同じ地域で生きていくために、何ができるのかを考え続けます。 野生動物の命を守ることは、遠い自然の問題ではありません。
それは、私たちのすぐそばの道路で起きている問題です。 小さな記録が、未来の命を守る一歩になる。 私たちはそう信じて、これからも活動を続けていきます。
あしあと 代表 高木 佑大


もし活動に共感していただけましたら、クラウドファンディングページをご覧いただけると嬉しいです。 ご支援、拡散、応援の一つひとつが、野生動物の命を守る活動を続けていく力になります。
2026年6月21日まで!!!



ご支援どうぞよろしくお願いいたします!
↓クラウドファンディングページ(外部サイトに移動します)
https://camp-fire.jp/projects/942041/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show






