自由研究、何すればいいかわからない!
やるなら面白いこと・将来役に立つことしたい!
そんな方も多いんじゃないでしょうか!?
お任せください!!こんなことやってみたら面白いんじゃない?というものをまとめてみました。
一応、課題であろうものなのでこの記事では回答は載せません!明確に正解不正解があるものでもありませんが、自分で考え、子供ならではの観察力を生かしてもらいたいなと思います!!



動物園・水族館は博物館に分類されるので、博物館に行って調べなさい系でも大丈夫です!!
小学生向け(難易度/専門性:低~中)
動物の特徴観察~スケッチしてみて気づいたこと~


動物園で動物を見るとき、な~んとなく見てませんか!?
いつも通う動物園でも、1種類をじっくり観察してみると、また違った見方ができるかもしれません!
なまえ:○○○○ 行った日:〇月×日
行ったどうぶつえん:○○○○○○○○ どうぶつ:△△△


- どんな食べ方してるかな…
- 足の形は人間と一緒…?
- 蹄の数は?
- 毛は長い?どんな感じ?
- 模様の形は?
大人も一緒にやってみると、あらためて気づく点がいっぱいあるかもしれません!!
何より動物園に一回行って、少し調べれば終わりなので最短1日で遊びながら終わります!
同じ仲間、比較してみると…?


動物園に行くと、なんか見た目似てる…っていう動物いっぱいいますよね!
そこを比べてみると面白い発見がいっぱいあります!
- アフリカゾウ × アジアゾウ(スリランカゾウ) @多摩動物公園
- ライオン × インドライオン @よこはま動物園ズーラシア
- ケープハイラックス × キボシイワハイラックス @ごかつら池どうぶつパーク
- グレビーシマウマ × サバンナシマウマ @千葉市動物公園、盛岡市動物公園ZOOMO
- アライグマ × タヌキ @東武動物公園
- シカ類(ニホンジカ、ワピチ、トナカイなど) × ウシ科(エランド、ブラックバック、カモシカなど)
@東武動物公園、サファリパークなど - ハチクマ × クマタカ @多摩動物公園
毛の色…角の形…大きさ…ニオイ…鳴き声…
動物によっては群れを作るか単独で暮らすかなど“行動の差”も見られたりします。調べるだけじゃわからない、動物園ならではの観察ポイントもいっぱいあります!
名前が似てても分類が全く違うとか、その逆もあり得ますので是非いろんな動物でやってみてくださいね!!
小学生からの“行動観察”


これは小学生向けの内容の中では最もハイレベルな内容になります。
- 動物園に行く
- 好きな動物の前に行く
- 動物を見る
- 動物の種類名、性別、年齢を記録(個体名やその子のクセも記録できればベスト!)
- 時刻、天気(できれば気温や湿度も)、何をしてるかを観察・記録する
- (5)を数分間行う
- 記録を持ち帰って“なんでその行動をしてたのか”考えてみる
「暑かったのかな」「もうおばあちゃんだったのかな」「うるさいのが嫌だったのかな」 - 結果をまとめる
動物を継続的に観察し、その行動の発現要因を特定する…大学や動物園でやっている研究にも同じようなものがあります。その一端を経験してみてはいかがでしょうか。



スケッチ苦手でも、これなら写真を張り付けて比較も可能
中高生向け(難易度/専門性:高~神)
“植物から観る”動物園・水族館














動物園での展示には、動物が本来暮らしている生息地に近い環境で暮らしているように展示する「生息環境展示」というものがあります。また、これの発展で来園者のいる通路や、周囲の環境そのものを生息地に近づけることによって観覧者に動物が生息する自然環境に迷い込んだような感覚を与える展示手法「ランドスケープイマージョン」というものもあります。
そこで、動物の展示場にはどんな植物が生えているのかな…と調べてみると、実はアフリカから来た花だった! すごい珍しい植物だった! めちゃくちゃ馴染んでいるけど日本の木だった!なんてことがあります。Googleレンズなんかも使えば種の同定も簡単にできますので、結構お手軽です。
地理の授業で習う気候区分なんかと照らし合わせてみるとより面白いのではないでしょうか?
個人的に見てほしいのは、エリアの境目です…!!
アフリカエリアから北米エリアに移るとき、アマゾンエリアから日本の山里エリアに入るとき…生息地の状態はガラッと変わります。それに合わせて周りの植生がどう変わるのか!なんてことを見てもらうとまた動物園の楽しみ方が変わるんじゃないでしょうか!?



動物園によっては境目に滝を置いたり、トンネルをくぐらせたり、橋を渡らせたり、BGM変えたり、もはや千葉の遊園地みたいなことをしてる動物園もあります!
動物行動観察入門


大学で習う、本格的な動物行動学を中高生のうちから体験してみませんか?
方法はいたってシンプル、動物を好きなだけ観察して、以下の方法で記録してみるだけです。
- 1分おきに、そのとき何をしているかを記録する(瞬間サンプリング)
・例 12:00.00 寝てる 12:01.00 寝てる 12:02.00 寝てる
12:03.00 寝てる(場所変えた) 12:04.00 寝てる(一回トイレした) - ずっと見続けて、行動が変わったら記録する(連続サンプリング)
例 12:00.00 寝てる 12:02.37 移動 12:02.55 寝た
12:03.18 トイレ 12:03.30 寝た 12:15.45 ごはん
どの方法も数分間動物の前に張り付いて観察するため、人気の動物などにおいては他の人の邪魔にならないように注意が必要です。
もし余裕があれば、その観察結果をまとめ、そこからわかることを考えてみると面白いかもしれません!
「お昼は寝てるけど飼育員さんが来たら起きた」とか、「観察してる間、ほとんど寝ててご飯食べるのは一瞬だった」とか、いろんなことが見えてくると思います!
下に記す行動目録(エソグラム)も活用して、その行動は何に分類されるのかを見るとより詳しくわかると思います!
がちがちの研究現場では行動の定義や分類など、もっと細かく厳格になっていますが、これは少し緩めに…
- 寝る:立って寝る、座って寝る(休息行動)
- 調べる:音をじっくり聞く、じっと見る、においをかぐ(探査行動)
- 食べる・飲む:水を飲む、餌を食べる(摂食行動)
- トイレ:ウンチ、おしっこ(排泄行動)
- 毛繕い(グルーミング):毛繕い、しっぽで体を払う、体を掻く(自己嗜好性行動)
- 移動:ある場所からほかのところへ移動する
- 遊ぶ:もので遊ぶ、跳ね回る、他の個体と遊ぶ(遊戯行動)
- おかしな行動1:ずっと同じところをぐるぐる回る、行ったり来たりなど…(異常行動)
- おかしな行動2:食べてないのにもぐもぐ(反芻ではない)、柵をなめる、耳をかじるなど…(葛藤行動)
- その他
行動観察(2)


この行動観察では少し違った方法で動物たちを見てみましょう。
動物園を普段通り回り、動物を見たときに、その動物がなんでその行動をしているのかを考えてみましょう。
この自由研究にはある前提知識が必要となるのですが、それを“ティンバーゲンの4つの問い”と言います。
動物行動学の創始者であるニコラス・ティンバーゲンが1960年代に提唱した、動物やその行動を考察するときの問い
- 至近要因/メカニズム的要因(生理学的要因・解剖学的要因):その行動が起きる“直接の要因”。
例)ホルモンが変化したから、空気が声帯を震わせたから…など - 究極要因/機能的要因:その行動をすることで、どんな機能があるのか
例)プールに入ることで体を冷やすことができるから、鳴き声を出したことでほかの個体とコミュニケーションできるから - 発達要因/個体発生的要因:その個体がどうやって生まれ育ってきたのか
例)母親がプールの好きな個体でよく泳いでいたから、人工保育だったから人間に対し仲間意識がある - 系統進化要因/系統発生的要因:その動物はどういう進化をたどってきたのか
例)海生哺乳類を捕食するためによく泳ぐように進化したから、○○に近縁なので同じような行動をするから
これらの問いから、その動物がなぜ、どうやってその行動をしている(発現している)のかを考えることができます。もちろん、4つ全部の方法で考えなければならないわけではありません。



鳴き声の系統進化要因なんて声帯の化石が残ってないとできませんからね…無理なものもあります
逆にこれらの目的が全く分からないもの(ずっと同じところを行ったり来たり、自分の毛を抜く、柵をべろべろ舐めているなど)は、異常行動である可能性が高いです!!
なので
遊んでるー!
と思っても実はストレスの表れだった、なんてこともあるかと思います。そんないろいろ深い話につながってくる、難易度がとても高いのがこのテーマになります!!
まとめ


いかがだったでしょうか?もちろん子供だけでなく、大人にもぜひやっていただきたい内容が盛りだくさんです!宿題としてではなく、夏休みに動物園や水族館を訪れる際に新しい楽しみ方として見てみるのも楽しいのではないでしょうか!!
ぜひ、DMや引用リポストなどでやってみた報告お待ちしております!









