
こんにちは!マレーシア在住のTokiです!
はじめに
今回は、海外遠征入門の後編。海外の動物園を訪問する際の方法や注意点をまとめています。前編をご覧になっていない方は、こちらからどうぞ↓


前編の投稿では、行き先の決め方や渡航の準備について解説しました。後編の今回は、このような内容を解説していきます。
1-1 持ち物を考えよう!
1-2 支払方法を考えよう!
1-3 カメラの準備をしよう!
1-4 万一に備えよう!
1-5 渡航直前に動物園!行く?行かない?
2-1 安全第一!
2-2 飲食にご注意!
2-4 トイレにご注意!
2-5 ルールやマナーを守ろう!
2-6 そのお土産、大丈夫?
3-1 空港へは早めに移動しよう!
3-2 日本の動物を守る為に!
3-3 体調に気を付けよう!
3-4 記録を残そう!
3-5 その他注意点
1.渡航前の確認
1-1 持ち物を考えよう!
海外への渡航では、国内旅行以上に持ち物が重要になってきます。必要に応じて、事前に持ち物を調べて準備しましょう!


- パスポート(有効期限最低6か月)
- 変圧器・電源アダプター
- 消耗品(ティッシュ・生理用品等)
- モバイルバッテリー
- 着替え
- 日焼け対策(日焼け止め・薄い長袖等)
- 折り畳み傘
- マスク
その他にも色々とありますが、特に忘れては困るものや自身の経験から必要だったものをリストアップしてみました。国内と違い、物を買うのも一苦労になるかもしれません。必要だと思うものは事前に考えておきましょう!
持ち物に関しては、荷造りの際も注意が必要です。飛行機に搭乗の際は、航空会社ごとに荷物に関するルールがあります。特に液体、電池、モバイルバッテリーなどに関しては厳しいルールが設けられているので、必ず航空会社のホームページで内容を確認するようにしましょう。
機内持ち込み可能な物でも、殆どの航空会社が荷物の重量制限を設けています。撮影が好きな方は一眼レフボディ+望遠レンズ2本+身の回りの品で重量オーバーになる可能性も十分あるので、事前に自宅で重さを量りましょう。



以前ベトナムの空港で、望遠レンズを水筒と勘違いされて“中の液体を捨てろ”と言われたことがあります。また、別の空港ではカメラボディを入念に確認されたこともあります。万一確認を求められた際にスムーズにカメラやレンズを取り出せるようにしておきましょう。
また、遠征先の国ごとに持ち込み可能な物が異なります。酒類やタバコ等、日ごろの愛用品を遠征に持っていく際にはご注意ください。特にオーストラリアでは、自国の自然環境を守る為に動植物由来品の厳しい持ち込み規制があります。荷物を計画する前に、必ず確認しましょう。
1-2 支払方法を考えよう!


遠征には支払いが付き物。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、事前に支払い方法について考えましょう。
- ホテルの宿泊料
- 動物園の入場料(園によってはオンラインでチケット購入可能)
- 現地での移動にかかる費用(高速バス等)
このような事は頻繁に言われます:
- クレジットカード利用不可
- 海外発行のクレジットカード利用不可
- 現金もカードも利用不可(現地のQR決済や専用アプリのみ対応可能)
- 現金のみ可だがお釣りはない



過去に動物園内で販売されている動物のごはんが買えず、通行人の方にお願いをして現金を渡し、代わりに買ってもらった経験もあります
では、どうすればよいのか?おすすめの決済方法はこれらの組み合わせです
- 現金(ある程度細かく両替)
- クレジットカード(JCBは利用不可な場所が大半)
- Alipay
Alipayは中国発祥のQR決済で、中国のほか東南アジアなど海外では比較的広く使われています。日本では馴染みはないですが、実は日本でも使える場所は増えています。日本にいるうちに登録し、クレジットカードを連携させておくことにより海外でも様々な場面で利用可能です。
国それぞれに決済の環境があるので、上記を参考にしながら訪問先ごとに調べましょう!
1-3 カメラの準備をしよう!
遠征にカメラの準備は必須ですよね!特に海外のように中々来れない場所だと、普段は撮らない獣舎や種名板の写真もたくさん撮りたくなりますよね。それに備えて、しっかりとカメラの準備をしましょう!


- メモリーカード(予備含む)
- バッテリー(予備含む)
- 充電器(必要に応じて変換アダプタ・変圧器)
- モバイルバッテリー
- クリーニングセット
日本国内では最悪コンビニで買えるSDカードも、海外では中々手に入りません。忘れないように気を付けましょう!



私は以前台北でSDカードを忘れ、汗だくなりながら探し回った苦い思い出があります



私の場合、安いリュックに緩衝材を入れて自前のカメラバッグを作っています
1-4 万一に備えよう!
海外遠征の際には、万一大きなトラブルが発生した際の対応が重要になります。前編でおすすめした海外旅行保険への加入は勿論ですが、これらの準備もしておきましょう。


- 訪問先の最寄りの大使館・領事館の住所や連絡先を把握しておきましょう
- 日本の家族・友人とは定期的に連絡を取り、連絡が途絶えた場合の対応を相談しておきましょう
- 災害や政治的な衝突に巻き込まれないよう、常に最新の情報を手に入れられるようにしましょう
1-5 渡航直前に動物園!行く?行かない?
さて、海外遠征の中で意外と盲点なのが、感染症の拡大に貢献してしまうリスクです。海外遠征となると、場合によってはついでに国内遠征も…と考える方もいるのではないでしょうか?





実際に私も、関東在住の際に関西空港から安い海外航空券を購入し、飛行機に乗る前に海遊館に行っていました!
ここでは、渡航直前に動物と接するリスクを解説します。でも、“感染症の拡大に貢献”と言われても、なかなかピンときませんよね。具体例を見てみましょう。
- 国内の動物園で鶏や家畜とふれあい、その足で海外の動物園に行って動物とふれあう
- 通っている大学などで牛と接触し、その足で海外の畜産現場の牛と接触
上記のような行動は、実はリスクがあります。
- 日本で接触した動物がヨーネ病、結核、寄生虫などの病原体を保有していた
- 動物と接触した際に衣服・靴に微量でも病原体が付着していた
まれではありますが、このようなケースで国内から病原菌を運んでしまう可能性があります。特にフットワークが軽い方、動物とのふれあいやえさやりなどで距離が近い接し方をする方、身近に家畜がいる方などは要注意ですね。
- 野生動物保護区
- 種の保存施設・繁殖センター
- 畜産関連施設



もちろん海外の施設でも検疫等の対策はしていますが、私の経験からすると日本よりもかなりチェックが緩いです。“自分が持ち込まない”という意識を持ちましょう!
では、どうすればよいのかを考えていましょう。
- 海外渡航前に、靴、衣類、持ち物などを消毒しましょう(できれば着替えましょう)
- 特に家畜と接する場合、国内と海外の施設の訪問を最低でも48時間間隔を開けましょう
- 上記「要注意」の場所を訪問する際には、事前に先方に確認しましょう
- 海外入国時に空港等の検疫所で相談しましょう



このような対策が面倒に感じる方は、出国前48時間は動物と接触しないようにしましょう。もちろん、基本的な消毒は忘れずに!
2.現地での注意点
ここからは、現地に到着後の注意点について解説していきましょう。
2-1 安全第一!
海外旅行にはリスクが付き物です。安全と言われている国でも、日本と比べて犯罪率がかなり高いこともあります。旅行に慣れている方でも要注意です!



実際に私はベトナム遠征中に現金を盗まれました!
ほとんどの方は、海外の土地に初めて降り立つのは空港だと思います。実はこの空港という場所、安全そうに見えて実は危ない場所なんです。大きな事件は起きなくても、小さな危険は多いです。
- スリや置き引きに注意!(空港ではパスポート等の貴重品を持っているため狙われやすい)
- 怪しい業者に注意!(白タク、無免許での両替、強引な観光案内等様々な怪しい業者がいます)
- 優しすぎる人に注意!(優しく接してきて、詐欺や犯罪に巻き込む人がいます)



空港で声をかけてくる人はぼったくり居酒屋のキャッチだと思ってスルーしましょう!トラブル防止のためにも、事前に移動手段の確認を!
遠征先の動物園でも、油断できません。見たことない動物に集中するあまり貴重品の管理がおろそかにならないよう気をつけましょう。
また、動物園ならではのトラブルもあります。海外の一部の民間動物園は、動物商により運営されていて、気に入った動物は裏で購入可能、等ということもあります。国内と比べて動物園好きがかなり少ないため、特定の動物を長時間見たり飼育方法を聞いたりすると、バイヤーとして勘違いされ、トラブルになることもあるかもしれません。



私も、飼育環境や餌について話をしていたら、“買わないなら情報料をよこせ”と言われてこともあります!
また、安全対策に関しても、国内と比べて意識が低い施設が多いと言わざるを得ません。万一事故が発生しても、施設によっては保証をしてくれません。自分の身は自分で守りましょう。例えば、このような展示があります:
- 手を伸ばせば危険な動物に触れる(ワニ、コブラ、チンパンジー等)
- 危険な動物が園内を自由に動き回っている(ウンピョウのノーリードでの散歩等)
- 危険な動物とのふれあいができる(ライオン、トラ、チーター等)



全て実際に東南アジアで私が目にした危険な光景です
また、海外で飼育されている動物は入手経路や管理状態が不明なものが多く、どのような病気に感染しているか未知数です。前編で紹介した狂犬病ももちろんですが、様々な病原菌を宿している可能性を考えたうえで過度な接触は避けましょう。
更に、動物園好きを標的にしたと思われるトラブルも発生しています。優しい言葉(特に日本語)で接してくる人には警戒しましょう。このような犯罪に巻き込まれる可能性があります:
- 個人宅やペットショップに誘導し、動物を見せた後に法外な観覧料を要求する
- “近くに良い動物園がある”等と言って車に乗せて連れまわし、降車時に法外な料金を要求する
- 人目のつかない場所に誘導し、金銭を奪う



私は東南アジアの某動物園で女性に英語で話しかけられ、“近くに住んでいるんだけど、家にゴールデンライオンタマリンの赤ちゃんがいるから見に来ない?”と誘われたことがあります。(もちろん断りました)
2-2 飲食にご注意!


さて、海外に行くうえで絶対に避けて通れないものが2つあります。それは、飲食とトイレです。日本の飲食店や公衆トイレの清潔さは世界トップレベルのため、海外に行く方はギャップに驚く方が多いと思います。
まずは飲食の衛生事情から。海外に行くと、どうしても屋台や地元の食事を楽しみたい気持ちありますよね。しかし、飲食店の中には衛生管理がずさんな店舗も多いので、注意が必要です。
- 水道がなく、使用済みの食器をバケツに入れている
- 食材を長時間常温放置している
- 繁盛していない



実は私も、直近のタイ遠征で最終日に腹痛に襲われ、動物園訪問の中止を余儀なくされました。
では、どうすればよいのか?衛生面がしっかりしてそうなお店を選んで訪問しましょう!このようなお店を選べば、リスクを減らすことができます:
- 清潔なショッピングモールやホテルに入っているレストラン
- 世界的な有名飲食チェーン
- 衛生面がしっかりしており、地元のお客さんで繁盛しているお店



私は遠征スケジュールが厳しいときなどは基本的にマクドナルド、ケンタッキー、セブンイレブンなどで食事をしています。
また、忘れがちなのが飲み物です。
- 水道水は浄水器がついていても飲まない
- 飲食店の飲み物は氷に注意(溶ける前に飲み干し、氷を食べない)
- 飲み物は基本ペットボトルを購入
これを心掛けましょう。
2-4 トイレにご注意!
続いて、海外のトイレ事情です。正直これは訪問先の国によってかなり差がありますが、全体的には日本より汚くて不便だと思っておいたほうが良いでしょう。中にはこのようなトイレもあります:
- 汲み取り式トイレ
- 手動の水洗トイレ(トイレの外に水道があり、自身でバケツやホースを使って水を流す)
- 個室の扉が閉まらないトイレ
- 雨天時に逆流するトイレ



これらは全て私が遠征中に遭遇して困ったトイレです!海外にいると、“TOTO”のロゴを見る度にテンション上がります(笑)
これは極端な例だとしても、床が水浸しなトイレや非常に汚いトイレは多いです。
では、どうすれば快適なのか?
- なるべくホテルの部屋で済ませる
- 外出先ではカフェなどで休憩時に済ませる
- 万一トイレで汚れても目立ちにくい服装を心掛ける



工夫をすれば多少は快適に過ごせます
2-5 ルールやマナーを守ろう!
海外では国ごとにルールやマナーがあります。中には、日本では問題ないものが、現地では違法だということもあるので、遠征前にしっかり確認しましょう!
項目 | 注意点 |
パスポート | 常に携帯しましょう。不携帯が違法の国もあり。 |
飲酒 | ホテルの部屋か提供された飲食店で楽しみましょう。 |
喫煙 | ホテルの喫煙室か喫煙所でのみ楽しみましょう。 |
ゴミ・ガムのポイ捨て | ポイ捨てやガム自体が禁止の国もあり。 |
撮影 | 空港建物内・軍施設は原則撮影禁止。宗教施設、宗教行事、面識のない第三者の撮影は都度しっかり確認しましょう。 |
薬 | 日本で購入した市販薬が違法になる場合あり。 |
服装 | 露出の多い服装は禁止されている施設もあり。 |
公共マナー | 公共交通での飲食、公共の場所でのスキンシップ等は国によっては違法になる場合あり。 |
2-6 そのお土産、大丈夫?
海外に来たからには、日本にいる方や、自分自身へ何らかのお土産を購入する方が多いでしょう。しかし、これにも注意点があります。どのようなものならお土産に持って帰れるのでしょうか?
国によっては、市場や路上で生きている動物の販売を行っています。中には、小さいし音も出ないから日本に連れて帰っても大丈夫だろう、と感じるような動物がいるかもしれません。しかし、これは大きな間違いです。詳しくはここでは書きませんが、法律に違反する行為であり、実際に多くの方が罰を受けています。絶対にやめましょう!



海外の動物園でボランティア活動をしていた時に、外国の方から“家に連れて帰りたいからその動物を売ってくれ!”と言われて札束を出されたことがあります。もちろんお断りしましたが、生体をお土産にしようと考えている方が一定数いるのを知る機会になりました。
また、日本国内でSNSなどで声をかけられ、海外から動物を持って帰ってくるよう依頼をされるケースもあります。他人から頼まれていても、捕まるのは自分自身であるという意識を持ち、はっきりと断りましょう!外務省も注意喚起を出しています。
では、生きていなけらば良いのか?残念ながら、そうではありません。ワシントン条約で国際的に保護されている種に関しては、たとえ動物の一部であっても、輸入に関する規制があります。このようなお土産に注意しましょう!
- 象牙やウミガメの甲羅等で作られたお土産物
- トラやクマの体の一部が使われている漢方薬や健康食品
- 生き物の剥製や標本
詳しくは下記の税関や経済産業省のページをご確認ください!



ワシントン条約対象品を意図的に旅行者に高額で販売し、土産物屋を出たところで詐欺集団の一味と思われる役人風の人にその場で罰金を請求されて没収されるなどという詐欺も発生しています。
実は、動物以外にも、日本への輸入が規制・禁止されているものは沢山あります。特に肉製品や医療品などは失念しやすいため、渡航前に輸入禁止品を確認しておきましょう!
3.帰国時の注意点
さて、遠征が終盤になっても、油断はできません。「家に帰るまでが遠足です」とよく言われるように、帰宅するまで気を抜かないようにしましょう!また、ここでは帰国後の注意点も解説していきます。


3-1 空港へは早めに移動しよう!
帰国に向けての空港への移動。簡単に思えますが、ある意味旅の最後の課題ともいえます。一般的に、国際線で預け入れの荷物がある場合、多くの航空会社は出発時間の2時間~3時間前までには空港に到着するように提案しています。念には念を入れて、早めに空港に到着するように心がけましょう。





私は学生時代、渋滞で空港への到着が大幅に遅れ、職員さんに誘導されて空港内を走り、出発直前の航空機に滑り込んだ苦い思い出があります。
特に深夜・早朝便の場合、空港へのアクセスが限られている場合もあります。可能であれば、事前にタクシー・ライドシェア車両の予約を行いましょう。不安な場合は、ホテルのフロントに相談するとアドバイスをもらえることが多いです。
また、空港に着いた後も気を抜けません。チェックインや出国審査が混雑する可能性もあるので、早めに済ませましょう!また、国によっては航空機の遅延や出発ゲートの変更が日常的に発生します。現地の言葉でのアナウンスを聞き逃し、飛行機に乗り遅れるようなことはないよう、こまめに電光掲示板などで最新の情報を確認しましょう!
3-2 日本の動物を守る為に!
1-5の項目では日本から海外に行く際の注意点を解説しましたが、海外から日本に帰国するときも同様の注意が必要です。
- 最後に動物と接触してから出国前までに、靴、衣類、持ち物などを消毒し、着替えましょう
- 帰国後1週間は動物に近づかないようにしましょう
- 海外で家畜と接した場合、入国時に動物検疫所に立ち寄りましょう
下記参考サイトにも“動物園”と記載があるように、1週間は訪問の自粛が求められています。
特に、仕事や学業などで畜産関連施設を訪れる方は要注意です。帰国後1週間は衛生管理区域に立ち入らないようにしましょう。



私も学生時代は大学で多くの動物を飼育してたため、遠征のスケジュール調整には苦労しました!
3-3 体調に気を付けよう!
動物園遠征のように短時間で不慣れな場所で体力を使うような状況では免疫力も低下し、体調を崩しやすくなります。海外遠征となると、聞きなれない病気や寄生虫など、様々なリスクが加わってきます。
医療機関を受診する際には、遠征中の行動について説明できるようにしておきましょう。
- 渡航した国や都市
- 滞在中に訪問した動物園、接触した動物、接触した方法(例:テナガザルを抱いた、ヒクイドリに突かれた等)
- 滞在中に経験した野外アクティビティ(例:川での水生生物観察、熱帯雨林でのバードウォッチング等)
- 滞在中に食べたもの
- その他(例:蚊に刺された、怪我をした等)
下記厚生労働省のサイトに詳しく書いてあるので念のため読んでおきましょう。
3-4 記録を残そう!
遠征終了後、意外と忘れがちなのが、記録の保存です。記憶の新しいうちに、遠征記録を残しましょう!SNSに写真を投稿するのももちろん大事ですが、遠征時の費用や移動のスケジュールなども、実は記録すべき重要な情報です。
- 時間が経過してから旅行中のトラブルが判明した場合、対応がしやすい(例:盗難、カードの不正利用など)
- 帰国後に体調不良になった場合、より精度の高い診断ができる
- 自身の将来の遠征計画の参考になる(例:ペース配分、予算管理等)
- 思い出を鮮明に残せる
- 仲間へのアドバイスができる



私はいつもスマホのメモ機能に簡易的に書き、帰国後に落ち着いたらエクセルで記録表を作っています。
3-5 その他注意点
海外から帰国後は、思わぬ形で自身の行動に影響を受ける場合があります。
海外でクレジットカードを使用した場合、日本国内での使用と比較して不正利用の確立が高くなります。明細に身に覚えのない項目がないか、いつも以上に確認しましょう。



私も過去に10万円ほどの海外からの不正請求を未然に防いだことがあります。他人事と思わずに、危機意識を持ちましょう!
スマートホンも注意が必要です。海外でインストールを進められたアプリや、海外でアクセスしたサイトの中には不正なシステムが組み込まれている場合もあります。リスクの脅威に関しては、IPA(情報処理推進機構)の解説がわかりやすいです。
長期的に見ると、他にも影響があります。例えば、献血です。日本赤十字社によると、海外から帰国後は最低4週間、渡航先によっては更に長い期間、献血に参加できません。詳細は日本赤十字社に問い合わせましょう。
他にも細かい注意点は色々とありますが、長くなるのでこの投稿ではここまでにしましょう。
おわりに


海外遠征入門、ここで後編も終了となります。いかがでしたでしょうか?これから海外に行く方には、行き先の決め方や注意点など、参考になる情報をお伝え出来たかなと感じています。また、動物園遠征に注力した情報は少ないので、既に海外に行ったことのある方も今までとは違った視点で気づきがあれば良いなと思っています。
海外遠征は、国内と比べて労力がかかるしリスクもあります。しかし、しっかりと準備をすればリスクは減らせますし、今後動物園に通っていく中で新しい考え方をさせてくれる良い経験になると思っています。皆さんも、機会があればチャレンジしてみてくださいね!



今回は初めての投稿で拙い文章ではありましたが、読んでくださった皆さま、そして投稿をサポートしてくださったZooPortal編集チームの皆さまに、心より感謝申し上げます。