こんにちは!生きものの語り部です。
このコーナーでは、日本各地の動物園が取り組む活動や、近日実施されるイベントを紹介する『動物園ニュース』を、月2回のペースで配信しています。
ぜひZoology Loreの過去記事や、前回の動物園ニュースもご覧いただければ幸いです。
おびひろ動物園 モモンガってなんだ?夕暮れモモンガ観察会
おびひろ動物園では、2026年8月22日(土曜日)、午後5時30分 から 午後7時30分 までの時間に、園内でエゾモモンガを観察する「モモンガってなんだ?夕暮れモモンガ観察会」を開催します。
日中は樹洞で休み、薄暗くなるころから活動を始めるエゾモモンガは、その生活リズムのため普段は姿を見つけることが容易ではありません。今回の観察会では、大学の先生の解説を聞きながら、実際に園内でモモンガを探し、生態や行動について学べる内容となっています。
エゾモモンガは北海道にのみ生息するリス科の小型哺乳類で、前後の足の間にある飛膜を広げて木から木へ滑空することで知られています。夜行性であるため、野外で観察できる機会は限られており、夕方から夜にかけての時間帯はその姿を見られる貴重なチャンスです。
事前募集期間は、7月23日(木曜日)~8月6日(木曜日)必着となっており、応募多数の場合は抽選となります。メールフォームにて、ぜひご応募ください。
多摩動物公園のライオン 相次いで死亡 熱中症の疑い
多摩動物公園では、ライオン3頭が相次いで死亡したことを発表しました。園によると、7月中旬以降の急激な猛暑の影響で複数のライオンに食欲不振や活動性の低下が見られ、7月23日から展示を中止して治療を続けていました。
7月28日にメスの「ムギ」が死亡した後、さらに2頭が死亡し、病理解剖ではいずれも脱水や多臓器不全が確認され、熱中症が原因とみられています。
多摩動物公園ではこれまでも放飼場の日陰確保や寝室への送風、夜間換気など暑さ対策を実施してきました。しかし、今年の記録的な高温は従来の対策を上回る厳しい環境となり、動物たちへの影響が避けられませんでした。現在も残る個体については健康状態を慎重に観察しながら治療が続けられています。
近年は各地の動物園で猛暑への対応が課題となっています。夏の高温多湿化がますます進むなか、飼育施設の空調や冷却設備の強化、展示方法の見直しなど、動物福祉の観点から新たな暑熱対策が求められています。
8/10は「ハトの日」 特別ガイドでアカガシラカラスバトを知ろう! 上野動物園
上野動物園では、8月10日の「ハトの日」に合わせ、飼育係による特別ガイド「アカガシラカラスバトを知ろう!」を開催します。
イベントでは、普段は公開していない飼育施設を見学しながら、飼育担当者がアカガシラカラスバトの生態や保全活動について解説します。対象は小、中、高、大学生で、午前・午後の2回実施される予定です。
アカガシラカラスバトは小笠原諸島の固有種で、生息地の減少や外来種の影響により絶滅が危惧されています。上野動物園では2001年から飼育下保全に取り組み、繁殖や個体群維持を通じて種の保存に貢献してきました。今回のガイドでは、一般公開されないバックヤードで実際の保全活動を紹介し、希少種保全の現場を知ることができます。
動物園は動物を展示する施設であるだけでなく、絶滅危惧種を未来へつなぐ保全拠点でもあります。飼育現場を直接知る機会は多くありません。来園者がイベントを通じて保全活動を身近に感じ、動物園の意義を理解する貴重な学びの場となることを祈っています。

まとめ
今回の記事では、2026年8月前半の動物園に関するニュースをお届けしました。
今後も、日本各地の動物園や水族館のイベントや出来事を、ニュースとして紹介していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



