動物ガチ勢の“ガチ勢の為の”動物図鑑第三回は…クーズー!!
なんでこの動物にしたのかというと、ガチ勢の間でもなかなか知られていないのでは?と思ったのが6割、個人的に大好きだからが4割ですw
魅力的過ぎるのに、もっとこの生き物の事を知ってほしい!!そんな魂の叫びを込めた記事をお届けします!
前置きはこの辺にしておいて…
さあ、知られざるクーズーたちの世界へ..!!!
“クーズー”って?

鯨偶蹄目ウシ科ブッシュバック属に分類されるクーズー(学名:Tragelaphus strepsiceros)はアフリカ大陸に広く分布する草食動物です。一般的にクーズーといった時、ほとんどの場合ではこの大型草食獣のことを指しますが、クーズーと呼ばれる生き物には「レッサークーズー(学名:Tragelaphus imberbis)」という別の種類も存在しています。レッサーという名前はレッサーパンダでわかる通り、レッサークーズーは通常のクーズー(レッサークーズーと対比してグレータークーズーとも言います)と比べてかなり小型で、角も80cmほどになります。
- ケニアクーズー (学名:T.s.strepsiceros)
- ケープクーズー (学名:T.s.bea)
- スーダンクーズー (学名:T.s.chora)
- チャドクーズー (学名:T.s.cottoni)

Ryusei夕方のサファリで初めてこの大きなツノと縞模様を見たとき、もう興奮と感動が止まりませんでした!!!
クーズーの魅力を語りだしたらキリがありませんが、その特徴は何といってもこの大きくねじれたツノでしょう。
長さ180cmになることもあるというこのツノは、オスにのみ生え、群れをハイエナやリカオン、ヒョウなどの肉食獣から守ることなどに用いられます。まず本種はエランドに次いで世界で2番目に大きなアンテロープ(体高120-150cmほど、頭胴長1.5から2.5m)であり、チーターやヒョウの子供には手が出せない脅威となります。通常は1~3頭程度のオスと複数等のメス、そしてその子供で構成される小規模な群れで行動し、夕暮れ時に藪の中で草や低木の枝葉を食べる様子が見られます。



時々長い首を上げて、大きな耳をパタパタさせてあたりの様子を探るのが可愛いんだ…(発作)


南アフリカを訪れた際、朝食でこのクーズーのスモークを使った料理をふるまわれました。
↑この若干ピンクのもの、全部クーズーです(トマトは入っておりません)。
前日食べたワニのスモークがほぼカルパッチョだったこともあり、若干心配していましたが、しっかり火が入っていて安心したのを覚えています。味はほとんどクセがなく、スモークの香りのするハムやサラミに近いものでした。脂身もほとんどなく、かなりあっさりしていました。
ま、結局何が言いたいかというと、クーズーは結構おいしいということです。
クーズーのこと、知ってほしい!!


このクーズーという動物、「初めて見た・初めて聞いた」という方も多いのではないでしょうか?
革製品としても利用されている本種は、ブランドもののバッグや財布が好きな方はこの名前を聞いたことがあるかもしれません。このクーズー、近縁のレッサークーズーも含めて日本国内では飼育されていません!!
近場だとシンガポールやタイなどで飼育されています。





僕が訪れたときはメスのみの展示でしたが、おそらくオスも飼育されているはず…
海外へ行かないと会えない動物のため、なかなか存在が認知されにくい種ですが、この可憐な姿やすらっとした足、首、大きな耳とツノ、とても魅力にあふれた種ではないでしょうか?


日本では一頭も飼育されていないクーズーですが、彼らはIUCNのレッドリストで軽度懸念(LC)に分類されています。
よく勘違いされているのですが、「軽度懸念や危急種なら大丈夫!」というのは間違いです。
種としては絶滅への緊急性は“まだ”ないかもしれませんが、地域個体群や国レベルでみるとかなりの危機に瀕している場合があります。
実際、クーズーも東アフリカから南アフリカの広い地域に30万頭から35万頭が生息していますが、ジブチなどではすでに絶滅、生息域であるエチオピアやソマリア、スーダンなどでは内戦が続いており、正確なデータが図れていない可能性もあります。エチオピアのディラ大学などの研究によれば、マゴ国立公園などの保護区においても人為的かく乱により多くの種類が個体数を減らしているとのことです(Biruk ら.2026)。森林伐採・焼失、住宅地の存在、家畜の放牧などの複数の要因とバッファローやイボイノシシ、そしてクーズーなど複数の種類の個体数に負の相関がみられたと報告しています。



絶滅危惧種に分類されていないとはいっても、人間の影響で困難な状況に陥っている種がいるということ、忘れてはいけません…
まとめ


いかがだったでしょうか?
なぞ多きクーズーの世界。日本では会えない彼らですが、彼らのことをぜひ、動物たちの為になにができるか、考えてみてもらいたいと思います!
- IUCN Red List. Greater Kudu(Tragelaphus strepsiceros ). https;//www.iucnredlistorg.ja/spesies/22054/166487759. (参照:2026-04-18)
- Biruk Yeshaw Habte , Zerihun Girma , Eshetu Yirsaw. Impact of human-induced disturbances on population abundance of large herbivores in Mago National Park, Southern Ethiopia. Global Ecology and Conservation vol66. (2026).https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2351989426000454









